2013年06月26日

2013/06/16開催「『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンション〜REBOOT!〜」レポート第2回(見田航介)

第1回の続き)

ハーフリング小作農PCの親戚、エルマーが前男爵殺害の嫌疑で捕まっている!
どうやらエルマーが犯人である可能性は低い。
『神の声を聞いた』としてエルマーを投獄したシグマー司祭長・ロータルと、年若い新男爵ユリアン、情報を知っていそうな女中と対面すべく、男爵邸を訪れるPCたち。



応接間で“理知的な美少年”ユリアンと高圧的な貴族ロータルと対面。
しばらく会話を交わした後、地図職人が機転を聞かせ、自分は芸術を学んでいる(〈職能:芸術〉)のでこの館の素晴らしい意匠を見学したいと申し出、お目当ての案内女中とともに席を外すことに成功。

すると

ハーフリング小作農「わー、オラもすっごく興味あるー(棒)」
ドワーフトロール殺し「ふむ、匠の仕事は見ておきたいな」

などと理由をつけて2人も同行。案内してもらいつつ、交渉系技能を動員して女中から話を聞き出す。

前男爵夫人の侍女であった彼女は、夫人が倒れ医学者が隔離を命じた翌日に心配でこっそり忍び込んだのだが、すでに夫人は死んでおり、しかも身体がひどく損壊、胸も切り開かれていたという。
しかし医学者が夫人の死を公表したのはその数日後で、明らかに怪しい。ただし、医学者が殺害に絡んでいた場合、医学者を連れてきたユリアンも責任を負わされ、ロータルに追放されるのではないかとも懸念している。
思い悩んで使用人頭にも相談したが、青ざめて何か言いかけたが結局、余計なことは考えず黙っていろと言われたという。

ここまで来たら使用人頭にも知ってることを話してもらおう、と接触することに。

GM「さて、では口をつぐんでいる話をどうやって聞き出すかですが…今回も、感情に訴えて懇願するなら〈魅惑〉、理路整然と説得するなら〈世間話〉、脅して聞き出すなら〈威圧〉を使うことになります」

ハーフリング小作農「オラ〈魅惑〉持ってます!」
人間地図職人「私は〈世間話〉+10%あります」
ドワーフトロール殺し「俺は〈威圧〉あるぜ」

トロール殺し「よし、じゃあ〈威圧〉から」

 威 圧 か ら ! ? ?

トロール殺し「コロコロ…成功したぜ!」
GM「うお…オレンジモヒカンのドワーフが脅してきた…これは怖い!!使用人頭『ひいいっ! し、知ってることは全部しゃべりますからっっ!』」
小作農&地図職人「完全に悪党側だ…」
トロール殺し「これがドワーフ流の情報収集術よ」

で、使用人頭から、前男爵夫妻が倒れた日、ユリアンの自室から珍しく夫人の涙混じりのヒステリー声による口論が聞こえてきたこと、しばらく後に再び様子を見に行くと、両親が倒れたから医学者を呼んでくるように、とやや上気したユリアンに命じられたこと、そしてユリアンの服に血がついていたように見えたこと…などを語る。

ユリアンの方が怪しくなってきたので、脅した勢いで使用人頭からユリアン自室の鍵も借り受け、部屋を捜索…しかし〈捜索〉技能持ちが皆無!
が、地図職人が半減成功値を執念で出し(※基本技能は成功値半分でチャレンジ可能)、装飾に混沌神ティーンチのシンボルが巧妙に混ざっている衣装を発見。

地図職人「これは、ユリアン様が着ていたものですか?」
女中「はい…医学者様と『お勉強』をなさる時にいつもお召しになっておりました…」

トロール殺し「どうやら見えてきたな。この鍵のかかったチェストも開けられればいいんだが…」
小作農「〈開錠〉技能無いんだよね〜」

と、応接間を抜け出してきたドワーフ船乗りが合流。

船乗り「なんだぁ?まだるっこしいことやってんな。鍵開け? ようし見てな、まずこの蝶番側の蓋との隙間にダガー差し込むだろ? そんで俺様の片手用武器、ハンマーでだな…」

カーン カーン カーン ベキッ !!

船乗り「ほうら見ろ。これがドワーフ流の鍵開け術よ」

 ド ワ ー フ 流 の 鍵 開 け 術 ( 物 理 ) 

というわけで中にはまんまとティーンチのホーリー(?)シンボル。

船乗り「ようしこいつを突きつけて…」

GM「お、触りましたね?では【意志力】テストをお願いします!」

船乗り「!! 失敗… いやいやいや 幸運点消費! 再テストして成功!」

GM「…チッ。(混沌変異表をしまいつつ) じゃあそうだな、あと中にはお約束、ユリアンの日記が入ってます」

地図職人「私〈読み書き〉あるので読んでみます」

事件のあたりを読むと、自分に色々なことを教えてくれ、経験させてくれた両親への感謝と、両親がいかに特別な存在であったか、もう教えてもらうことができなくなった寂しさを綴った文章が目に入る。
『…そう。母上の心臓を生でいただいた時のあの高揚感、一体感…もう二度と経験できないと思うと実に寂しい…』

GM「とかなんとか。両親をいかに切り刻んだかなどの克明な描写があります。ってなものを読んでしまったあなたは、一応、【意志力】テストしてみましょうか!」

地図職人「コロコロ… すみません 成功です」

GM「…チッ」



とまあ証拠も出揃ったところで、応接室に戻って弾劾タイム。

GM(ロータル)「これはどういうことだ…護衛兵、ユリアンを拘束しろ! 医学者も直ちに捕らえてこい!」

ユリアン「ちぇっ つまらないなあ…」

ユリアンの手からほとばしる桃色の電孤、倒れる護衛兵。

GM「ロータルは『むむっ!お、お前たち腕に覚えがあるのだろう? ユリアンを捕えろ!』と君たちに命じて、芸術的な素早さで奥に下がるよ」

PCたち「仕方ないなあ〜」

エルフ薬師「私が一番早いですね。うーん、武器を抜いている時間も惜しいし…ユリアンに組み付きます!」

泥臭い攻撃を仕掛けるエルフ!しかしかわされる!

GM「次はユリアン、従者に撃ちたい…が1マス遠いか! くそ。しょうがない、そばにいるエルフに『ティーンチの桃色炎』を撃つよ」
クリティカル・ヒットを喰らって転倒する薬師。他の仲間も、接敵したり攻撃外したりで終了。

薬師「2ラウンド目、立ち上がるのに半アクションか〜…いや、倒れたまま足に組み付けます?」
GM「ああ、うん、可能です」
薬師「ではこのまま組み付きを『全力攻撃』で!」

泥臭いエルフ!!

その後ユリアンは従者に2回桃色炎を浴びせるもダメージロールが振るわず。しかも2回目にティーンチの呪い(※魔法のファンブル)を喰らって魔力点が1下がってしまう。

GM「うう、魔力点下がるとろくな魔法が使えない〜〜><」

と、多勢に無勢、自滅も加わってあっさり敗北するユリアン。


GM(ロータル)「うむうむ、お前たちよくやった。身内から混沌信者を出してしまったのは遺憾だが…いや、アレだな。前男爵殺害の首謀者は医学者に違いない。うむ。年若いユリアンもかどわかされて加担した、と。残念だが、かくなる上はこの私が前男爵の意志を継ぎ、この領地を立派に守らねばなるまいな。うむうむ。」

ハーフリング小作農「じゃあエルマーの無実も認めてくれるダニね??」

GM(ロータル)「うーむ…そうだな。犯人も出たことだしな…」

小作農「でもアナタ『神の声を聞いた』って言ってなかったっけ(ボソ)」

GM(ロータル)「ふむ、あれは…シグマー神がくださった『試練』だな。うむ、巧妙に家内に潜伏する混沌信者をあぶりだすために御差配くださったに違いない」

従者「ああいえばこう… いや いいよもうそれで」

というわけでエルマーも解放され、ひとまずめでたしめでたし。でシナリオ終了。


ネタ明かし的には、ロータルは政治的思惑から吸血鬼伯とも実際に取引しており、難民の死体を売ったり、戦士の肉体を求められてPCたちを物色してたりもしていたのですが、時間の関係もありそっちの方は表に出ずに終了。まあ混沌信者暴いてなんとかまとまったかな?

でもプレイ翌日になって、「しまった、証拠が揃った時点でユリアンを登場させて、『ご明察。だけどどうするんだい?僕を排除すればロータルの専横は進んでハーフリングへの迫害も強くなる一方だよ? それより僕につけばエルマーを解放し、ハーフリングや難民への迫害も弱めることを約束しようじゃないか いやいや安心してくれ 僕はいい混沌だからね?』とかって言ってPLたちに選択を迫った方がより面白かったな〜」と反省。プレイ中に思いつかなかった…。

ほか反省点としては、プレイ時間4時間弱には情報飽和気味だったか、後半急ぎ足になってしまったというのと、基本的な戦闘ルールの説明が足りなくて初心者卓としては配慮が届いていなかった、というところでしょうか。初心者卓としてはもう一声短いシナリオにして、チュートリアルや世界観説明に時間を割かないといけないなあ、と思いました。

長くなっちゃいましたが、参加者の皆様、プレイレポを読んでくださった皆様、ありがとうございました!! (文責・見田)
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